パ・リーグウォークをやってみた話
先日京セラドームに試合を見に行った時に、パ・リーグウォークというアプリの広告をもらったのでやってみました。以下公式ページ。
2016年3月に米ハーバード大と共同で企画、経済産業省の後援でパシフィックリーグマーケティング株式会社から提供された(=パ・リーグ公式アプリ)ということでかなり大きなプロジェクトなんだなぁと思ったのですが、球場で広告チラシをもらうまでまったく知りませんでしたし、周りのパ・リーグファンに聞いても誰も知らなかったそうで知名度はあまりよくなさそうです。
どんなアプリか簡単に説明すると、野球を通して国民にもっと健康になってもらうためのプロジェクトで、1日で歩いた歩数を球団ごとに競いあったり、1日10000歩でもらえる選手写真を集めたりというゲームをやっていく感じです。最初に自分が応援する球団を選んでアカウントを作るのですが、Twitter、facebookでログインすることもできます。僕はオリックスを選び、Twitterアカウントでログインしました。
「日常的な機能」と「試合時機能」の2つがあり、それぞれの画面はこんな感じです。
スマートでかっこいいデザインです。中央のグラウンドは1周10000歩で、後述する「選手図鑑」に関わります。
試合開催中は、中央の「応援する!」ボタンを押すとその日に歩いた歩数を消費して応援することができます。応援したあとに歩いてたまったSTEP数をまた消費して応援することもできます。試合中の応援STEP数に応じて勝敗が決められ、実際のペナントレースと平行して順位を競い合います。6/15現在の順位表がこちら。
日ハム強すぎわろたって感じですが、この順位は現在球団がどれくらいパ・リーグウォークをプッシュしているかに左右されていると思います。ソフトバンクなんてファン多いのにこの順位ですしね。
そして、1日10000歩を達成すると1選手ずつ埋まっていく「選手図鑑」です。
これを集めるためにランニングしている人もいるかもしれません。
ぶっちゃけましょう。実際に使ってみてどうかと言われると、現状は「わざわざ歩数を稼ごう、ランニングしよう、と思えるほどの内容ではない」と思っています。
頑張って歩数を稼いだところで、得られるメリットは「個人ランキングに名前が載るかもしれない」、「選手図鑑が埋まる」、「これらをSNSで自慢できる」くらいしかなく(球団ごとの知名度に差がありすぎて試合中の応援STEP数の勝敗はどうしようもない)、大半の野球ファンには物足りないと思うんですよ。後ろ盾がしっかりしてるなら、
- ある特定の日のパ・リーグ3試合すべてをパ・リーグウォークdayに設定して、回の間に球場のビジョンでチーム別の応援STEP数の暫定ランキングを表示し、最終1位の球団はパ・リーグウォークと球団や選手とのコラボグッズを販売する。
- パ・リーグウォークのアカウントをファンクラブアカウントと紐付けして、選手図鑑の開放数に応じて球場でグッズをもらえるようにする。
- 球場に月間個人STEP数を貼り出して上位数人は選手と写真を撮れる権利をもらえる。
くらいやって欲しいですね。もっと知名度が上がってパ・リーグファンなら誰でもやっているという状態になれば、1つ目の「パ・リーグウォークdayの設置」なんかはすごく盛り上がれそうです。
最後に、気になる電池消費について書きます。スマホ内の加速度センサーを用いてアプリを起動していなくても常に歩数をカウントしているので、電池消費が激しそうだなと思ったのですが、実際は下記画像のようにほとんど電池消費していませんでした。
(battery mixで測定。機種はXPERIAZ5)
見づらいですが、ちょろっと飛び出ている所はアプリを起動していた所なので、電池消費は気にしなくて大丈夫そうです。
色々書きましたが、まずは各球団主導でユーザーを増やすことが大事だと思います。そして知名度が高くなったら、より野球ファンの生活に密接に関わるようなサービスを展開して欲しいなと思います。現状は「なくてもいいな状態」ですので。
元々健康志向の人だけでなく、僕みたいなめんどくさがりな野球ファンも巻き込んで盛り上がれるサービスになったら良いなと思います。
パ・リーグウォークdayが実現したら絶対盛り上がる(確信)。