【PSVita】討鬼伝プレイ感想
討鬼伝(初代)のストーリーをクリアしたので、感想を書きたいと思います。
討鬼伝シリーズ
- 討鬼伝 (2013年6月発売)
- 討鬼伝2 (2016年7月発売)
初代は2年半前ということで結構古いですね。
“鬼”との終わらない戦いが続く世界を舞台に、特別な力を持つモノノフと呼ばれる戦士となり、仲間と共に人の世を滅びから守るため、“鬼”との戦いに挑みます。
と書かれていますが、簡単に言うと超王道ストーリーで人を襲う鬼を退治しながら仲間の悩みや過去についての葛藤を解決して絆を深めていくって感じです。ベタなんですが仲間それぞれがいいキャラをしており、さらに世界観や音楽も相まってストーリーはかなり楽しめました。
クエスト中の画面はこんな感じです。
まんまモンハンです。
最初はモンハンのパクリかよ!と思ってましたが、実際には色々なところが差別化されておりかなり楽しめましたので、良かった点と悪かった点を書き出してみます。
良かった点
- 鬼の討伐に準備がほとんど必要ない
モンハンでは毎回回復薬を準備するために採取や調合をしないといけなかったし、武器、防具の生産にもかなりの素材が必要でした。もちろん、そのためにフィールドに採取、採掘に出かけて苦労して素材を取るというのもおもしろいのですが、討鬼伝は狩りのための素材集めやその他準備にはほとんど時間がかかりません。回復薬のような消費アイテムはなく、「ミタマ」というアイテムを装備することで使える、毎回使用回数が決まっているスキルを使用する形になっていますのでサクサク鬼の討伐とストーリーを楽しめます。さらに、武器、防具の強化には素材がいらず、使ってれば勝手に上がる「熟練度」というものを上げることで強化できます。熟練度は大型鬼を1、2体倒せば最大になるのでサクサク強化できます。この辺がモンハンとかなり差別化されていたと感じました。
- ストーリー、世界観がいい
内容は先述のような王道ストーリーなんですが、ムービーが主人公視点だったり色々工夫されています。和風な雰囲気や音楽と相まってストーリーはかなり楽しめました。
- NPCが強い
NPCがとても強くて賢いので頼りになります。鬼によっては放置していても討伐してくれそうなくらいなんですが(時間はかかりますが)、NPCが強すぎてつまらないということはなくてバランスがいいです。ただ攻撃しまくっているだけでは回復がすぐに尽きてしまうので、鬼の行動パターンを把握しながら慎重に戦わないといけないです。
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キャラがかわいい
男キャラは置いといて女キャラはみんなかわいいんですが、このゲームにはそれぞれのキャラとの友好度というものがあって、一緒に鬼を倒したり話しかけたりしてるとどんどん友好度が上がっていき段々主人公に対してデレるようになります。友好度がある段階に到達すると一緒に禊したりできちゃいます。最高ですね。
初穂ちゃん。かわいい。
悪かった点
- ストーリーがボリューム不足
ストーリーの内容はよかったんですが、ボリュームが少し物足りなかったです。特に、ラスボス登場~ラスボス討伐~その後の流れがまるで打ち切りが突然決まった漫画のように展開が速く、えっもう終わり!?って感じでした。ストーリーをクリアすると上級任務が解放されてそれをどんどんこなしていく感じなのですが、上級からはストーリーが一切なくて誰に話しかけても同じことしか言わなくなるのでやる気がなくなってしまいました。ストーリーと鬼の討伐をサクサクできるゲーム設計にしているのならもう少しストーリーのボリュームを増やして、ラストも納得できるような物にしてほしかったです。メタルギアソリッドピースウォーカーなんかはストーリーをクリアした後の充実感がものすごくて長編映画を見たかのような感じになったんですが、やはりメタルギアシリーズは偉大だなぁと思わされました。
- ラスボスが弱い
これもストーリーの充実感のなさの理由の1つなんですが、ラスボスが弱いです。ラスボスが他の鬼よりも弱いという意味ではなくてラスボスとして弱いという意味なんですが、それまでに戦ってきた鬼にもっと強いいるなぁという感じで物足りなかったです。モンハン2Gのウカムルバスのような絶望感を感じるラスボスの方が僕は好きです。
- 鬼との追いかけっこが多い
狩りゲーにありがちな追いかけっこですが、このゲームもかなり多かったです。しかも追いかけっこだけでなく、長時間飛んだまま降りてこなかったり潜ったまま出てこなかったりする鬼もいました。武器によっては対処できることもあるのですが、かなり時間を取られてイライラしました。
ちなみに、討鬼伝2では新要素の「鬼の手」によってかなり改善されています。
- 声なしのセリフが多い
仲間1人1人に声優が割り当てられていて声ありのセリフもそれなりにあるのですが、声ありで喋っていたと思ったらいきなり声なしに変わったり、後半は声なしの方が多かったりと中途半端な印象を受けました。声なしでずっと喋っていたのに「よし」とか「頼りにしているぞ」などのよく使われるセリフが出てくるといきなりそこだけ声ありになったりするんですが、中途半端すぎるのでない方がマシでした。
まとめ
ストーリーがボリューム不足でラストが不完全燃焼なのが残念でしたが、ストーリーの内容、爽快感のある狩りのシステム、事前準備に時間がかからず狩りとストーリーをサクサク進められるゲーム性など、全体的にはかなり楽しめました。
上級任務を終える前に討鬼伝2を買ってしまってずっとやっているのですが、こちらもストーリーや世界観はかなり良い感じです。しかし改悪されてしまったところもあるので、ストーリーを終えたらまた記事にしたいと思います。